「模試や問題をたくさん解いているのにスコアがあまり伸びない…」
「短時間で効率的にスコアを伸ばしたい…」
そんな悩みをお持ちの人に今回紹介する参考書は、関正生先生が書いた『関正生のTOEIC L&Rテスト超速攻! 神ポイント100』です。
この本は、スコアアップには欠かせない全パートのポイントが詰め込まれてるTOEICの要点集となっています。
私は最高で930点を取得していますが、それでも勉強になることがいくつもありました。
神速シリーズの3冊目で、前の2冊同様コンパクトに情報が詰まっていて、挫折しにくい参考書となっています。
前の2冊についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
今回は『神ポイント100』の魅力から勉強法まで詳しく紹介します。
後に、紹介しますが、先に『神ポイント100』がオススメな人を伝えておきます。
気になる人は是非、読み進めて下さい!
感想
とりあえず1周した感想ですが、TOEICの「攻略本」だと感じました。本番直前や1日前に使い続けたい1冊です。
この本でも、「TOEIC直前に単語帳を見ることは、なかなかスコアアップに直結しない」と書いています。
私も試験前に単語帳を見ることは意味がないと思っていたので、これまではpart7の音読やpart4のシャドーイングをしていました。
ただ、この本ではスコアアップに直結することばかり書かれているので、本番直前に見るのに最適な1冊だと思いました。
私自身、TOEICのスコアは930点を持っていますが、どんなレベルの人にも必携の1冊だと思います。
『神ポイント100』は、今までにないTOEICの要点集を目指して書いたということですが、全くその通りでした。
今までの参考書では、問題を解いて、解説で、よく出る表現、語句を解説するという流れが一般的でしたが、『神ポイント100』には問題が一切ありません。
完全インプット型の参考書となっています。
これからの試験前にはこの本を読むことにします。
オススメできる人
『神ポイント100』の特徴は先ほども言ったように要点集であるところです。
なので、どのレベルの人にもおすすめですが、その中でも、もし私がこの本を友人に勧めるなら、以下の3つに当てはまる人にオススメします。
1つずつ説明していきます。
TOEIC初心者の人・久しぶりにTOEICの学習をする人
TOEIC初心者の人、また、TOEICを久しぶりに勉強する人におすすめです。理由を説明します。
『神ポイント100』はTOEIC満点を何度も取得している著者たちが書いているので、効率的にTOEICに出てくる英語や知識、会話の流れを学ぶことが出来ます。
TOEICの文章はある程度のパターンがあり、それを知っていると正解の目途が付けやすいです。
私も、今では「この文書の正解は大体ここら辺にあるな」とか「これは後で予約の日付が変わるひっかけ問題だな」のようになんとなく予想することが出来ます。
ただ、初心者の頃はちんぷんかんぷんでした。
そんな、何年もTOEICを勉強して、何回もTOEICを受けて手に入るような知識をこの1冊でほとんど身に付けることが出来ます。
なので、TOEIC初心者、久しぶりに勉強をする人はこの本の知識を吸収することで、効率良くスコアを伸ばすことが出来るでしょう。
この本の内容を一気に覚えることは難しいですから、本番までに少しずつ身に付けましょう。
例えば、この本でpart1の知識をインプットしたら、その知識を意識しながら、実際にpart1の問題を解いたり、復習したりするようにしましょう。
短時間で効率良くスコアを上げたい人
短時間で点数を伸ばしたい人にオススメです。
特に、現在600点ほどの点数を持っている人に効果があると思います。
理由は先ほど説明したものと同様です。
使い方は、自分の苦手なpartを何度も読んでインプットしてから、そのpartの問題を解きましょう。
全てのpartを学習し終えたらかなり点数を伸ばすことが出来ます。
たくさん問題を解いてるのになかなかスコアが上がらない人
模試や問題をたくさん解いているのにスコアがなかなか上がらないという悩みをお持ちの人は多いのではないかと思います。
ただ、その場合は復習がしっかりできていない可能性があります。
どんな勉強でも復習が最重要です。なので、復習が出来てないと思う人は復習に力を入れて下さい。
復習をしているのに、スコアが伸びないという人は、やはりTOEICの知識が足りていないです。
まずは『神ポイント100』で知識を身に付けてから、問題を解きまくりましょう。
復習も忘れずに!
以上が『神ポイント100』をオススメ出来る人でした。
ただ、最初に伝えたようによほどの上級者でない限りは必携の1冊です。
良い点
個人的に私が良いと思う3点を紹介します。
- 効率的にスコアアップできる
- 文書の種類ごとに解説
- 付録の設問パターンで先読み強化
以上の3点です。
1つずつ説明していきます。
効率的にスコアアップできる
まずは、これまでに何回も伝えてきた点であり、この本の目標とするところです。
『神ポイント100』はタイトル通り、100個のTOEICの核心が解説されています。
やみくもに勉強する前に、まずはこの本で100の核心を理解することで、短時間で効率的にスコアを伸ばすことが出来ます。
個人的には、part1、2の核心が素晴らしいと思いました。
part1でよく出る、キッチン関連やインテリア関連などの、出てくるたびに覚えるしかない日常単語が表にまとめられています。
これらの単語は対策しにくいものですが、スコアアップに直結するのでかなり良いと思いました。
文書の種類ごとに解説
文書の種類とはpart6や7の上部にある”refer to the following ~“の「~」の部分です。
“e-mail“, “advertisement“, “review“などのことです。
part7には様々な文書の種類があり、『神ポイント100』では、その文書の種類ごとに重要な単語や表現を解説しています。
なので、自分が「なんとなくここが苦手」というところを重点的に対策することが出来ます。
また、その文書のある程度の本文の流れや正解パターンも解説してくれているので、スコアアップに直結します。
part3や4でも会話の頻出パターンや会話の流れ、注目するべき表現を解説してくれているので、点を取りやすくなるでしょう。
特に、会話の流れをある程度予想できるのと、そうでないのでは本文に対する理解度が全く異なります。
会話の流れや頻出パターンなどの知識を独学で身に付けることはかなり難しいので、この1冊で身に付けることをオススメします。
付録の設問パターンで先読み強化
『神ポイント100』の最後には、part3,4,7の設問パターンが、かなりの数載っている付録があります。
設問をすぐに理解することは非常に重要です。
part7のMP(マルチプルパッセージ)なんかは毎回5つの設問を読む必要があります。
これに時間をかけてしまっていては本文にかける時間が少なくなってしまいます。そのためにある程度の設問パターンを知っていることが大切です。
また、part3、4は「先読み」というテクニックでスコアアップを狙うことが出来ます。
先読みについては以下の記事で詳しく解説しています。
正しい先読みをするには、設問の素早い理解が大切です。
なので、この付録で、パッと見て意味をとりにくいと思った設問は何度も読んで慣れておきましょう。
以上3点が私が良いと思う点です。
悪い点
悪い点というよりも少し気になった点ですが、part5&6についての核心が多く、part7の核心が少ないように感じました。
part5&6の核心はTOEIC頻出文法の解説でした。
頻出文法の解説なら、練習問題が出来る『文法問題神速100問』や他の参考書の方が適していると思いました。
語法や多義語のまとめはかなり良かったので、もう少しこれらのまとめが欲しいと思いました。
part5&6にページ数を割いているのでpart7の核心が少し物足りなく感じたので、もう少しだけpart7の解説があれば良いなと思います。
ただ、良い点も悪い点も私個人の意見なので、参考程度にして下さい。
勉強法
勉強法はレベルにもよりますが、先ほども軽く触れたように、各パートずつ勉強するのが良いと思います。
例えば、『神ポイント100』でpart1の知識をインプットしてから、その知識を活かして公式模試などの問題集でpart1を解いてみましょう。
繰り返しているうちに、覚えようとしなくても自然と身に付きます。
自分の苦手なpartが分かっているなら苦手なpartから初めても大丈夫です。
あとは、現在ある程度高いスコア(650~800点)を持っている人は、この本を何周か読むだけでもスコアは上がると思います。
最後に、どのレベルの人も共通の使い方として、試験直前または、1日前に見ることです。単語帳を見るよりもスコアアップに繋がりやすくなります。
物理的に薄くてコンパクトなので、TOEIC会場でも開きやすいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
要点集というあまり見ない対策本でしたが、すごく役立つ情報がたっぷり詰まっていました。
ページ数もそこまで多くなく取り組みやすいので、挫折もしにくいです。
TOEICの勉強を結構しているのに、なかなかスコアが上がらないという人は『神ポイント100』という攻略本でTOEICを攻略しましょう!
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