「公式問題集を効率よく勉強したい…」
「公式問題集を上手く使って高得点を取得したい…」
今回は以上のような悩みを抱えている人に向けて、「abceed」(エービーシード)というアプリを使用した『公式問題集』の勉強法を紹介します。
私は「abceed」と『公式問題集』を上手く使うことで、現在930点を取得しています。
もちろん、していた勉強はこれだけではありませんでしたが、主にしていたのは「abceed×公式問題集」の勉強です。
では、紹介していきます。
準備:『公式問題集』は購入しよう
「abceed」には「無料会員」と「有料会員」の2つのプランがあり、有料会員では、多くの参考書を使用することが出来ますが、『公式問題集』は有料会員でも使用することができません。
ですので、『公式問題集』は必ず手元に置いておきましょう。
ちなみに、今回紹介する勉強法は無料会員でも大丈夫です。
購入する場合は、その時の最新版から購入して下さい。
こちらの記事では『公式問題集』の勉強法をより詳しく解説しています。
「abceed」は以下のリンクからダウンロードして下さい。
「abceedって何?」という人は以下の記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
「abceed」を使用するメリット
まず『公式問題集』と「abceed」を組み合わせて勉強するメリットを紹介します。
私が思うメリットは以下の3点です。
① CD よりも手軽
② マークシートの自動採点が便利
③ 再生方法が豊富
以上3点です。1つずつ説明します。
③「再生方法が豊富」が個人的には最も大切ですが、少し長くなってしまったので最後に説明します。
CD よりも手軽
『公式問題集』には CD が付属していますが音声を聞くために、毎回パソコンやCDプレイヤーを持ち出すのは正直面倒です。
外では聞くことすらも出来ません。
私自身「abceed」を見つけるまでは、パソコンを起動する手間が原因でリスニングの勉強を疎かにしていることもありました。
しかし、「abceed」では『公式問題集』の音声を無料で簡単に再生することが可能で、ベッドに寝転びながらでもリスニングの勉強ができます。
また、音声をダウンロードすればどこでも聞くことが可能になります。
これだけ手軽に音声を聞くことが出来るのはかなり便利です。
マークシートの自動採点が便利
「abceed」には次の画像のように、マークをポチポチタップするだけで、自動で採点してくれる機能があります。
この機能のメリットは、一目で自分の苦手が分かるところです。
下の画像のように、結果を七角形のグラフで出してくれます。
これは、実際に私が模試を解いた時の結果のグラフです。
一目でpart3と4が苦手だと分かります。特にpart3が低かったので集中的に勉強した結果、本番ではリスニングで480点を取得することが出来ました。
また、解答時間も分かりますが、この時は『公式問題集』に付いているマークシートで解いた後に、一気にマークしので、デタラメな解答時間になっています。
さらに、解答詳細を押すと正答率が分かります。
正答率が低い問題を正解していると「やった、皆が正解していない問題を正解してる」となって、少しだけモチベーションアップに繋がります。
間違えても「難しい問題だったんだな」と割り切ることも出来ます。
私のマークシート機能の使い方は、先ほども軽く触れたように、まずは本番通り『公式問題集』に付いているマークシートで解きます。
マークシートは2枚しか付いていないので、不安な人は前もってコピーしておきましょう。
200問解き終えたら「abceed」のマークシート機能に打ち込んで採点しましょう。
200問と言っても3~5分で終わります。タップミスが無いようにだけしましょう。
後は、先ほどのグラフが表示されるので、自分の苦手を分析しましょう。
再生方法が豊富
「abceed」で勉強する最大のメリットは、音声を手軽に再生できるうえに、その再生方法が豊富であるというところです。
この再生方法の豊富さはこの後紹介する勉強に大いに役立ちます。
まずは、どんな再生方法があるかを紹介します。その後で、特に重要なものを詳しく解説します。
まずは次の画像を見て下さい。
少し見にくいですが、左の画像の黒枠は「音声(無料)」と書いています。そこをタップすると右の画像になります。
青枠で囲っている部分が再生方法を設定する箇所です。
次の画像で、この青枠の中について説明します。
ほとんどは見た目通りなので、説明はいらないと思いますが、複雑なところを補足説明しておきます。
左の画像の”⊕”をタップすると右の画像のように3つのボタンが出てきます。
左は再生速度変更、右はシャッフル再生で真ん中は下の画像のように3種類の再生方法があります。
この中でも特に重要だと思う「範囲を決めてリピート再生」について詳しく解説していきます。是非この機能は使えるようにして下さい。
「範囲を決めてリピート再生」とは文字通り自分の聞きたい範囲を決めて、繰り返し再生するというものです。
この機能のメリットは、part3や4の本文を繰り返しオーバーラッピングやシャドーイングする際に便利なことです。
Part3や4の音声は以下の図のようになっています。
この音声をオーバーラッピングをするために何度も聞くと、最初の「Question~conversation」が煩わしくなってきます。
そこで、再生する範囲を本文のみに決めることで、無駄な部分を省略し、少しでも時短できるようになります。
では、「範囲を決めてリピート再生」の設定方法を図で説明していきます。
ここまでかなり細かく説明してきましたが、最後に左側のチョボを⑧の赤丸に重ねれば設定は完了です。
ここまで、かなり複雑な設定に見えると思いますが、一度試しに行ってみて下さい。
慣れてくると10秒もかかりません。
これで、赤いチョボで囲まれた部分のみをリピート再生することが可能になります。是非使いこなして、活用して下さい。
以上、再生方法の豊富さのメリットの説明でした。
もう1度「abceed」を活用するメリットを確認しておきます。
① CD よりも手軽
② マークシートの自動採点が便利
③ 再生方法が豊富
次は、これらのメリットを活用した『公式問題集』の勉強法を紹介していきます。
『abceed×公式問題集』勉強法
では、これらのメリットの「abceed」を活用した『公式問題集』の勉強法を紹介します。
まず、『公式問題集』には大きく2通りの勉強法があります。
1. 模試として活用する
2. 復習として活用する
1つずつ説明していきます
模試として活用する
模試として活用する場合は普通に音声を再生しましょう。
本番に近づけるためにできる限りイヤホンをせずにスピーカーで流すことをオススメします。
また「abceed」では特典として、part5,6,7の音声も聞くことができるので、part4の音声が終わったら音声を手動で止めましょう。
そして、先述したように『公式問題集』に付属しているマークシートで解いてから「abceed」のマークシートで自動採点しましょう。
復習として活用する
『公式問題集』に限らずですが、復習はかなり重要です。
解けなかった問題を解けるようにしたり、解けていた問題もより深く理解するために復習します。
私が『公式問題集』で復習としてしている勉強法は以下の3つです。
・ディクテーション
・オーバーラッピング
・シャドーイング
これら3つの勉強をより効率良く行うために「abceed」の再生方法が役に立ちます。
では、ディクテーションから解説していきます。
ディクテーション
ディクテーションでは、3秒戻し・スキップが役に立ちます。
ちなみに「ディクテーションって?」という人は、ここで話すと長くなるので以下の記事を参考にして下さい。
例えば、part1のディクテーション中にDの選択肢だけを聞きたい場合、3秒スキップでA、B、Cの選択肢を飛ばしたり、聞き取れなかった時に少し戻るための3秒戻しが便利です。
また、part3や4でも、少し前の文章だけを聞きたい場合に全文聞く必要はなく、3秒戻しを1、2回押すだけで簡単に戻れます。
このように、ディクテーションで少し前の文章を聞きたい時に3秒戻しが役に立ちます。
オーバーラッピング・シャドーイング
次に、オーバーラッピングとシャドーイングです。
この2つの勉強の目的は英語特有の「発音・リズム・間」を真似して、身体に染み付けることです。なので、何度も音声を聞く必要があります。
そのため、3秒戻しと範囲を決めてリピート再生が非常に便利です。
オーバーラッピングをしていると、どうしても音声通り発音、真似できない箇所が出てきます。そんな時は3秒戻しが有効です。
上の画像のような場合、聞きたい箇所が流れた後に3秒戻すことで、何度もその部分を再生することが可能です。何度も聞いて、真似しましょう。
そして、先ほど説明した「範囲を決めてリピート再生」で本文のみを繰り返し何度もオーバーラッピングしましょう。
実力によりますが、目安として20~30回程度で出来るようになると思います。
1度にする必要はありません。何回かに分けても大丈夫です。
オーバーラッピングがある程度出来たらシャドーイングをしましょう。
シャドーイングの際も「範囲を決めてリピート再生」を活用しましょう。
「abceed」はバックグラウンドでも再生するので、移動時間でも勉強できます。
シャドーイングも出来たと思ったら再生速度を1.2倍速にしてみましょう。
早すぎて口がうまく回らない場合は、1.1倍速から同じようにオーバーラッピング、シャドーイングをしましょう。
あまり早くしすぎても口が付いていかないので、早くても1.3倍速が良いと思います。
聞くだけなら、1.5倍速ぐらいでも良いでしょう。
特定の音声のみを再生
実は「abceed」には、特定の音声だけを再生するという機能があります。
この機能を使うことで、part3や4の本文音声だけを集めて、再生することが可能になります。
「abceed」ではpart3と4は本文の音声と設問文の音声に分かれています。
シャドーイングなどをしている時に設問文の音声は必要ないと思います。
スマホを触れる状況なら、設問文の音声をスキップすればよいのですが、移動時などにいちいちスキップするのは面倒です。
そこで、この機能の出番です。
では方法を解説します。出来るなら画像を見ながら一緒にやってみて下さい。
part3の本文音声だけを聞きたいという仮定で説明します。
5枚目の写真で完成です。
これで、移動中にも本文音声のみを聞くことができます。また、順番を変えたいと思ったらシャッフル再生をしてみて下さい。
以上が特定の音声のみを再生する方法です。是非活用して下さい。
リスニングパートと「abceed」を組み合わせた勉強法は以上になります。音声の再生方法は必ず使いこなせるようになりましょう。
part5、6、7での使い方
「abceed」では特典として、part5、6、7の音声も収録されていて、これまで説明してきたように簡単に再生することが可能です。
ただ、私はpart7以外は音声を使用していません。
それも、主観ではありますが、part7の音声は少し早いように感じるので、初学者の人は無理に音声を使う必要はないです。
私のpart7での音声の使い方はpart3や4と同じように長文をオーバーラッピング、シャドーイング出来るようになるまで、繰り返し聞くという使い方です。
ただ、分量も多く、内容も難しいので、難易度はかなり難しいです。
なので、初めはまず音声を2回ほど聞いて、音声のブレス(息継ぎ)をした箇所に印を付けましょう。
その後は、5回ほど本文を見ながらシャドーイングをして下さい。一旦意味を考えずに、音声をなるべく真似しましょう。
そこからは、音声を使わずに音読をします。意味を考えながら、ブレスを意識しながら音読して下さい。
余裕が出てきたら、私のようにオーバーラッピング、シャドーイングをしてみましょう。
なお、初めにいったように音声を無理に使う必要はありません。
まずは、英文を頭から理解する練習をしましょう。
以下の記事で説明していますので、是非ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「abceed」と『公式問題集』を組み合わせた勉強法を紹介してきました。
「abceed」は他の参考書でもかなり便利で、神アプリだと思います。
上手く使うことが出来たら、本当に「鬼に金棒」です。
ぜひ、活用してTOEICの勉強に役立てましょう!!
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