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【英語の根幹】③代名詞について詳しく解説!!

英語の根幹
プロフィール
むーたろ

英語なんていつも赤点だったのに、映画『KINGSMAN』を観てから、英語に興味が湧き、関西外国語大学を卒業、今ではTOEIC930点を達成!
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代名詞って何…?

あの表むりやり覚えさせられたけど…

 代名詞 
(単数)
主格
 (…は、が)
所有格
(…の)
目的格
(…を、に)
所有代名詞
(…のもの)
1人称I(私)mymemine
2人称you(あなた)youryouyours
3人称he(彼)hishimhis
she(彼女)herherhers
it(それ)itsit×

中学生の頃にこんな表を見たことがあると思います。「あいまいみーまいん」という風に訳もわからず覚えた人も多いと思います。

そこで今回はこの表の見方、代名詞について丁寧に解説していきたいと思います。

代名詞とは 

代名詞は品詞の1つで、主に、名詞の繰り返しを避けるために、前に出てきた(2度目の)名詞の代わりとして用いる品詞です。

代名詞には5種類あります。

  • 人称代名詞
    • 所有代名詞
    • 再帰代名詞
  • 指示代名詞
  • 疑問代名詞
  • 不定代名詞
  • 関係代名詞

以上の5種類です。全て説明するとかなり長くなるので、今回は「人称代名詞」について解説していきます。

人称代名詞

人称代名詞とは、前に出てきた「人」の代わりをする語です。

例えば、

A: My teacher is Mr. Smith.
 「僕の先生はスミスさんだよ。」

B: How old is Mr. Smith? 
 「スミスさんは何歳なの?」

A: Mr. Smith is 32years old.
 「スミスさんは32歳だよ。」

普段このような会話はしないと思います。

この会話のように何度も同じ名詞(人、物)を言うのは、くどいし、場合によっては教養がないと思われてしまいます 

そこで、2度目からの名詞は代名詞を使うのはが普通です。

A: My teacher is Mr. Smith.
 「僕の先生はスミスさんだよ。」

B: How old is he?  
 「彼は何歳なの?」

A: He is 32years old.
 「彼は32歳だよ。」

となります。「He」は男性を表す人称代名詞で、「彼は」という意味です。スミスさんはここでは男性なので、「He」となっています。

後でもう一度説明しますが、スミスさんのように、会話の場にいなくて、話題になっている名詞(人、物)を3人称と言います。

人の代わりをする代名詞と言いましたが、「It」と「they」は物にも使えます

代名詞
単数
主格
(…は、が)
所有格
(…の)
目的格
(…を、に)
所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
1人称I(私)mymeminemyself
2人称you(あなた)youryouyoursyourself
3人称he(彼)hishimhishimself
she(彼女)herherhersherself
it(それ)itsit×itself
代名詞
複数
主格
(…は、が)
所有格
(…の)
目的格
(…を、に)
所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
1人称we(私たち)ourus oursourselves
2人称you(あなたたち)youryouyoursyourselves
3人称they(彼ら)theirthemtheirsthemselves
スマホで見ている人は見にくいと思います。すみません。

この表はどこかで必ず見たことがある思います。そして訳も分からず丸暗記させられた人もいるでしょう。

では、この表の見方を説明していきます。

その前に〈数、人称、格〉についての理解が必要ですので、先にこれらの説明をしていきます。

数 

「数」とはその名詞が「単数」であるか「複数」であるかの区別です。

単数は「1人、1つ」のことです。

複数は「2人、2つ以上」のことです。

特に難しくないと思います。

人称

「人称」とは動作をしている人が、「話し手」なのか、「聞き手」なのか、「それ以外」なのかの区別です。

話し手」を1人称「I, we」

「聞き手」を2人称「you」

「それ以外」を3人称「he, she, it, they」

といいます。

日本語でいうと1人称は「私」2人称は「あなた」3人称は「それ以外、その場にいない人」になります。

A:「昨日何してた?

B:「俺、昨日マイちゃんとテニスしてた。

A:「あの子テニス上手やった?

という二人の会話があったとします。

Aさんの目線で説明します。Aさん自分自身なので1人称です。Bさん2人称になります。

そして、マイちゃんはこの会話の場にはいないので3人称となります。

このように、会話の話題になる「人、物」3人称といいます。

he, she, it, they」ですね。

「格」とは名詞、代名詞における変化形のことです。

動詞には過去形、過去分詞形という変化形があります。それの名詞版が「格」です。

全ての動詞には過去形や過去分詞形がありますが、名詞の場合は代名詞しかこの変化はありません

はるか昔には、名詞にも格変化がありましたが、現在では代名詞のみがこの変化を受け継ぎました。

主格、所有格、目的の3つに変化します。どのように変化するかと言うと、その代名詞が文中の他の語とどのような関係になっているかで使い分けます。

難しく感じると思いますが、

主格は「…は、が」
所有格は「…の」
目的格は「…を、に」

という意味を覚えてしまえば困ることはありません。

  • 主格はその代名詞が主語になるときに使います。
    〈主格+動詞〉

  • 所有格は、後ろに名詞を伴って「…の名詞」という意味になります。
    my pen=「私のペン」〈所有格+名詞〉

  • 目的格はその代名詞が目的語になるときに使います。
    目的語とは簡単に言うと一般動詞や前置詞のうしろの名詞のことです。
    I love her=「私は彼女を愛している。」
    〈動詞+目的格

    with me=「私と一緒に」
    〈前置詞+目的格

以上の説明を何度も読み返してください。

少し練習をします。

彼は私のカバンを彼女にあげた

という文章では、「彼」なので主格の「he、「私」なので所有格の「my」、「彼女」なので目的格の「herになります。

He gave her my bag.

となります。

以上が数、人称、格についての説明です。

では先ほどの表をもう一度見てみましょう。

代名詞
(単数)
主格
(…は、が)
所有格
(…の)
目的格
(…を、に)
所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
1人称I (私)mymeminemyself
2人称you(あなた)youryouyoursyourself
3人称he (彼)hishimhishimself
she (彼女)herherhersherself
it (それ)itsit×itself
代名詞
(複数)
主格
(…は、が)
所有格
(…の)
目的格
(…を、に)
所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
1人称we(私たち)ourus oursourselves
2人称you(あなたたち)youryouyoursyourselves
3人称they (彼ら)theirthemtheirsthemselves

所有代名詞と再帰代名詞以外のところはかなり理解できるようになっているのではないでしょうか。

では少し練習をしてみましょう。

人称代名詞 練習問題

次の英文の斜体字を1語の代名詞にしてください。

My mother and I went shopping yesterday.

どうでしょうか。

このように名詞から代名詞に変える場合は数、人称、格を確認する必要があります。

まずはです。数は1人かそうでないかを見れば良いだけです。

My mother and I
「母と私」

2人です。つまりこの時点で、格は分かりませんが、複数なので「we, they, you」のどれかになります。

次に人称です。練習問題の場合は、「I」つまり、話し手自身が入っているので「1人称」になります。

最後にを確認しましょう。

My mother and I went shopping.
「私の母と私は買い物に行きました。」

「My mother and I 」が主語になっているので主格となります。

つまり「1人称、複数形、主格」の代名詞が正解となります。「we」ですね。

We went shopping yesterday.

 となります。

ちなみに「My mother and I」とありますが日本語では「私と母は」とするのが普通だと思いますが、英語では代名詞を2つ以上使う場合は、「2人称、3人称、1人称」の順にします。

所有代名詞・再帰代名詞

単数所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
複数所有代名詞
(…のもの)
再帰代名詞
(…自身)
1人称(I)minemyself(we)oursourselves
2人称(you)yoursyourself(you)yoursyourselves
3人称(he)hishimself(they)theirsthemselves
〃 (she)hersherself
〃  (it)×itself

所有代名詞

所有代名詞は「所有格+名詞を1語で表す語で、…のものという意味になります。

  my bagmine
(私のカバン→私のもの)

のような感じです。

My dog is bigger than hers.
私の犬彼女の(犬)よりも大きい。)

ここでの「hers」は「her dog」を1語で表しています。

このように「所有格+名詞」を1語で表しているので、独立所有格とも言います。

再帰代名詞

再帰代名詞は「…self」で終わって、「…自身」という意味になります。

下の例文を見比べて下さい。

1.He killed himself.

2.He killed him.

この2つの英文は全く違う意味になります。

1.He killed himself.
「彼は彼自身を殺した。」
つまり「彼は自殺した」となります。

2.He killed him.
「彼はカレを殺した。」となります。
「彼」と「カレ」は別の人なのでこれは他殺になります。

少しややこしいので、記号を変えてみます。

1.A killed A.

2.A killed B.

イメージしやすくなったのではないでしょうか。

このように、動詞や前置詞の目的語になり、主語のする動作が自分自身に向けられる時に使われます

また前置詞の後ろ、つまり目的語としても使うことができます

He made a chair by himself.
(彼はひとりで椅子を作った。)

He made a chair for himself.
(彼は自身のために椅子を作った。)

一つ目の例文は「by himself」で「彼自身で、彼1人で」という意味になります。
by +-self」は「-自身で、-1人」でという決まり文句になります。この形は覚えてしまいましょう。

二つ目の例文では「for himself」となっています。これは「彼自身のため」にという意味になります。1人で作ったとは限りません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

人称代名詞についてあやふやな理解のままでは英語はなかなか出来るようになりません。

英語を読む際には、代名詞が英文中の何を指しているのかが重要になることも多くあります。
普段から代名詞を見たときに、どの名詞の代わりをしているのか探す癖をつけましょう。

ではお疲れ様でした!

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