「part7で時間が足りない…」
「part7のスコアがなかなか伸びない…」
TOEICの勉強をしていればこのような悩みは絶対に出てきます。
私自身も500点台の頃は、part7の後半はほとんど勘でマークしていました。
そこで今回は、part7のスコアを少しでも伸ばしやすくするコツを3つ紹介します。
私はTOEIの最高得点は930点ですが、高得点を取得するためにはpart7の点数アップは欠かせません。
今回紹介するコツを本番で意識してみて下さい。
スコアアップのための3つのコツ
コツを紹介する前に、先に1つ伝えておきたいことがあります。
それは、part7の点数を伸ばす1番の方法はそこそこの速さで正確に読むことです。
TOEICは2016年から新TOEICになって以来、スキャニングなどのテクニックはほぼ通用しません。
【正確に読む力】が必要とされています。
ただ、スコアを伸ばしやすくするコツはいくつかあります。
今回はそのコツを3つ紹介していきますが、1番はリーディングの勉強を普段からすることが大切ということを念頭に置いていてください。
以下の3つがコツになります。
- 解く順番を変える
- 解きやすい問題を知る
- 本文以外にも目を通す
1つずつ説明していきます。
解く順番を変える
私が実践している解く順番はこちらです。
part7の問176~200 → 問147~175
理由を説明します。
多くの人がpart7のMP(マルチプルパッセージ)に苦手意識を持ち、本番では諦めてぬり絵(適当にマークすること)をしたことがあると思います。
私もそうだったのですが、これはもったいないです。
実は、MPはそこまで難しくありません。なぜなら、文書が2つか3つあるので、1つ1つの本文が短かったり、図表がメインで本文が短い場合もあるからです。
本番では時間に追われていたり、終盤で集中力も無くなってきているので、MPを見た瞬間に読む気が失せたり、諦めたりしてしまいやすいのです。
だから、MPを最初に解くべきだと私は思っています。
「part5 → part6 → part7の問176~」
の流れです。
ただ、MPに時間を使い切ってしまうのは元も子もないので、時間を決めましょう。
私は以下の時間配分にしています。
part5&6 → 20分
part7 → 55分
(SPに20分、MPに35分)
SPはシングルパッセージ
MPはマルチプルパッセージ
35分経過したら、諦めて勘でマークして、問147(part7の最初の問題)から解き始めましょう。
また、MPを解いた後なので、簡単にも感じます。この点でもこの順番はおすすめです。
個人的に、問168~175の2題がpart7で特に難しいと感じます。この2題はSPですが文章量も多く、内容も難しいことが多いです。
従って、この2題を最後に解く順番にしています。ぬり絵をするならこの2題にしましょう。
part7のMPは思っているよりも簡単な問題もあるので、最初に解きましょう!
解きやすい問題を知る
part7は、ある程度英文を読まないと正解できない問題がほとんどです。
しかし、その中でも一部の英文を見るだけでも正解することが出来る問題もあります。
それが以下の2つです。
①図表問題
②同義語問題
2つともMPに多いです。
①図表問題
MPでは2つか3つの文書があるため、1つは英文がほとんどない図表になっていることが多いです。
図表とは、アンケート、時刻表、価格表、お店の広告などのことです。
これらの図表だけを見て正解できる問題を図表問題と呼んでいます。
図表問題では目立たないところに正解の根拠になることが書いてあることが本当によくあります。
「市内なら送料無料」や「初回は50%オフ」などです。
大体5問中1問は図表問題が含まれています。
図表問題は英語をほとんど読む必要がないので、正解しやすい問題です。正解となる根拠をくまなく探してください!
アンケートや広告などの図表が来たらチャンス!答えの根拠は目立たないところにあります。よく探してください!
②同義語問題
In the E-mail, the word “~”in paragraph 1, line 3, is closest in meaning to
(A)
(B)
(C)
(D)
このような問題を同義語問題と呼んでいます。必ず見たことがあると思います。
「“~”と近い意味の単語を選択肢から選べ」という問題です。
本文中で使われている意味と近い意味を選ぶ必要があるため、文脈判断になりますが、該当箇所の前後1文で判断することが出来ます。
同義語問題は文脈判断が基本ですが、時間に余裕がないときは選択肢だけでも解きやすい問題です。
以上の2点が解きやすい問題です。
先ほど説明した35分でMPを解ききれないと思った時は、今説明した問題を探してそれだけは解くようにして下さい。
他に解けなかった問題はきっぱりと諦めて適当にマークし、問147から解き始めましょう。
本文以外にも目を通す
基本的には本文に正解の根拠がありますが、本文以外にも正解の根拠がある場合があります。
本文以外というのは上の画像の赤で囲っている部分です。
一番上の「refer to the following ~」ですが、「次の~を読んで答えなさい」という意味です。
この画像では「refer to the following e-mail」なので、Eメールということが分かります。
他にも「advertisement」(広告)や「notice」(お知らせ)などがあります。「広告の話」ということを頭に入れながら読むのとそうでないのでは理解度が全く違います。
なので、ここは必ず目を通しましょう。1秒ほどです。
他の赤で囲んでいる部分は、Eメール限定ですが非常に大切な部分です。目を通しましょう。
特に、「Subject」(件名)は見るだけで正解できる可能性もあります。
また、MPの時に、2つの文書の期間が結構空いている場合もあるので、MPの時は「Date」にも注目しましょう。
あと、先ほども説明したのですが、お店の広告やアンケートなどの文書では、一番下などの目立たない所に重要なことが書かれていることが多いです。
本文以外で答えることが出来る問題も多くはないですが、稀にあります!特に「件名」や「「refer to the following ~」は、必ず目を通しましょう。
以上で3つのコツの説明を終わります。
もう1度確認しておきます。
- 解く順番を変える
- 解きやすい問題を知る
- 本文以外にも目を通す
自分に合う解き方を見つける
自分に合った問題の解き方を模試で探してください。
参考として私の解き方を紹介します。
私は、設問が2つだけの問題は、本文を一気に全て読んでから解いています。
3問以上の場合は、2問だけ先読みして、分かった時点でマークします。ただ、本文を読んでいるうちに答えが覆る可能性もあるので、注意してください。
1問マークした後、次の問題の先読みをします。
この時「What is the purpose of ~」「According to~」「~NOT—」などのように全体をみて解くような問題は抜かして先読みをしています。
基本的な解き方は以上です。
これが私にとっては最善の解き方で、このような解き方に至るまでにたくさんの解き方や他人のアドバイスを聞いてきました。
その中で、どんどん解き方が変化していって最終的にたどり着いた解き方です。
解き方については自分で見つけるしかありません。
模試を通じていろいろな解き方を試して、最善の方法を探しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はpart7のスコアを少しでも伸ばしやすくするコツを紹介してきました。なかなかpart7が思い通りに解けない人は意識してください。
何度も言うように1番のコツは普段の勉強です。
コツコツと勉強を頑張りましょう!
私も満点を目指して頑張ります!!
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